別冊宝島1500号記念号

1976年より刊行された別冊宝島が1500号を迎え、記念号が発売された。

ワンテーマムック形式のサブカル系雑誌。
思想系、サイコ系、宗教系、職種系、インターネット系など一時期、結構読んでいたつもりだったけど、巻末のリストをみると以外に知らない本も多い。(1500号もでていれば当たり前か)
リアルタイムに買った覚えがあるのは104号「おたくの本」(1989年12月)以降で、意外と最近だった。すでにバブル末期だったんだ。
44号「現代思想入門」(1984年12月),56号「ヤクザという生き方」(1986年9月)は読んでいる。この時期から月一冊の刊行。
最後に買ったのが363号「へんなインターネット」(1998年2月)、428号「おかしいネット社会」(1999年2月)のあたりか。以降は一部のJポップ批評以外は読んでいない。

このシリーズは一時中断していたと思いこんでいたが年表上とぎれなく刊行は続いていた。
途中で判型が変わっていて(467号までのA5版と、それ以降のB5版)別のシリーズと考えた方がよく、判型の変更に伴いハウツー本/ビジュアルムックに変わってしまった印象で、本書の後半もそれほどの感慨がわかない。
実際はA5版時代の後半、1995年12月の242号(車の買い方)以降、パソコン、ギャンブル、マネー系など実用系テーマも出てきており、おそらくその時期に編集方針の変換があったのだろうと思う。ちなみにJICC出版局から宝島社になったのは1993年4月とのこと。1995年11月以降それまでの隔週1冊刊行から同一発売日に複数刊刊行となっている。その時期、判型は変わらないけど少し薄くなったような覚えがある。

ARTIFACT ―人工事実― | 雑誌『宝島』の歴史


長くて曲がりくねった道 (別冊宝島 1500 anniversary)

長くて曲がりくねった道 (別冊宝島 1500 anniversary)

おたくの本 (別冊宝島 104)

おたくの本 (別冊宝島 104)